医師面談の有効性について

前回の記事では、医師面談は必要なのか、ということについて、
明確な結論が出ないまま、終話してしまいました。。

僕は、正直、交通事故治療において、医師面談は絶対に必要だと感じていますが、受け止め方は様々だと思いますので、あえてそこは、皆様で判断してもらえたら幸いです。

さて、医師面談において、どんな有利性があるのか、ということですが、まず、医師面談に行くということは、=現場を知ることができる、ということになります。

患者さんからの話だけでは分からない、病院の姿勢、考え方、看護婦の交通事故対応についての理解度、医師の姿勢(面談に同席OKか、付添できた私の話は聞いてくれるのか、など)といった情報を把握できます。

これは、非常に大きいことだと思います。
医師面談は、症状固定して、後遺障害診断書を記載してもらう段階で1回だけ、という考えの弁護士の先生方も多いかと思いますが、私は、最低2回は医師面談に行きます。

1回目の医師面談
 現場を知り、最終的に後遺障害の手続きで必要になる諸問題に、どのように対応していったらいいのか、
 見極めます。当然ですが、この段階では、後遺障害の話は一切しません。
 検査実施状況を確認し、今のうちにしてほしい検査の手配をしてきます。

 また、場合によっては、この病院ではだめだと感じたら、時期にもよりますが、ほかの病院への転院もアドバイスします。

2回目の医師面談
 後遺障害診断書を記載していただく直前に、伺います。
 既に記載されたあとに、追加で医師面談に行くと、手遅れになる事態もありますので、記載頂く前に、症状固定時点での症状確認と、それならば、こういう内容を盛り込んでほしい、という相談をしに行きます。

 1回目に医師面談に対応していただいていると、2回目は、非常にスムーズに進めることができます。
 看護婦や受付の対応も非常にスムーズです。

3回目の医師面談
 記載してもらった診断書の記載に追記してもらいたいことがあれば、一方的に「こうしてください」と文書でお願いすると、お医者さんに も失礼ですので、原則は、医師面談にいって、丁寧にお願いしてきます。さすがに、3回目ともなると、顔を覚えてもらえますので、話は しやすいです。こちらも、心理的ストレスを感じずに、医師面談に行くことができるようになります。

 これらを1回の医師面談ですべて処理しようとするから、揉めるんです。
 治療中の段階から、顔を覚えてもらえることによって、本番の後遺障害申請手続き段階での協力が得やすくなるわけですから、非常に手間 がかかる、というデメリットはあるかもしれません。

 でもそれは、サポートする側の都合でしかありません。被害者を本気でサポートしたいのであれば、揉めるから、という理由で、病院同行 を避けるような言葉は出てこないはずだと、僕は思います。

 費用対効果?、それもビジネスとしては大事かと思いますが、そもそも被害者救済で社会貢献したいのであれば、手間は惜しんではいけませ ん。示談交渉だけに専念したい、というのが、交通事故業務のメインになってしまえば、それは、かつて話題沸騰した、「過払い請求ビジネ ス」と同じレベルの話、業務、サポートに成り下がってしまいます。

 私は、この案件に全力を尽くしたのか、自分自身に常に問いかけています。納得できるまで、行政書士として、できる範囲で、被害者救済を 行っています。だから、交通事故業務で、行政書士が馬鹿にされている記事を見ると、非常に悲しく、残念に思います。

と、、話は逸れてしまいましたが、
以上の内容をお読みいただき、医師面談をした方がいいのかどうか、皆様各人が感じていただけると幸いです。